アウトドア用品の関税は?
個人輸入や海外通販で商品を日本国内に輸入する場合は関税が掛かります。
関税の税率は商品の種類毎に定められており、無税のものもあるしアウトドアウェア等では10%、革靴等だと30%か4200円の高い方と様々です。
購入した商品が税率表のどの商品に当てはまって、何%の関税が掛かるのかについては最終的に税関の判断に寄るので一概には言い切れませんが、靴以外のアウトドアグッズなら10%程度掛かると考えておけば大きく外れることはないかなと。
免税=関税が掛からない場合がある
税関の皆様も忙しいのか小物の取引までいちいち管理してられないらしく、少額の個人輸入の場合に関税が免除になることがあります。これを免税と言います。
免税になるラインは、課税対象額で10,000円。
これより安い個人輸入・海外通販の取引では免税となり関税は掛かりません。注意が必要なのは送料で、上記10,000円には送料も含んで考えなければなりません。
また、課税対象額は個人輸入の場合、個人用品の特例により実際の購入価格の60%となります。なので、実際に購入価格は16,666円(10,000÷0.6)までが免税ということになります。
世界中で最も優れたバックパックをつくるブランド「gregory(グレゴリー)」を例に具知的に見てみましょう。
この記事を書いている時点で「Gregory Jade 50」のSierraTradingPostでの価格は$93.71(クーポン適用後)です。これに送料が$47掛かりますから合計は$140.71となり、日本円にすると13,000円くらいですね。
13,000 × 60% = 7,800円
となり、免税の基準である10,000円を下回りますのでこの場合は関税は掛からない、という風になります。
※ちなみに、例としてリュックサックを挙げましたが、リュックサック自体はそもそも関税が掛からないはずなので、仮に10,000円以上でも無税です。詳しくは以下で解説します。
関税率はどれくらい?
お買い物の合計が免税額を超えてしまった場合、商品の種類毎に関税が掛かることになります。これが実にややこしく、自分が買った物に幾らの税率が掛かるのかは、実際のところ届いてみなければ分かりません。
ということで基本的なところを・・・
まず、個人輸入で課税対象額が10万円以下の取引の場合は「簡易税率表」が適用されます。この中でアウトドアグッズに関連しそうな物は「衣類及び衣類附属品:10%」と「プラスチック製品、ガラス製品、卑金属(銅、アルミニウム等)製品、家具、玩具:5%」でしょうか。
これだけなら、まぁ5~10%程度かなと思えばいいのですが、簡易税率表には適用除外品目があり旅行用具やシューズなどは一般税率が適用されます。一般税率は「実行関税率表」に提示されているのですが、素人が見てもさっぱり分かりません。
そこで利用したいのが「輸出入通関手続等に関するお問い合わせ・ご相談窓口」です。こちらの窓口で最寄りの税関に問い合わせればだいたいの税率を教えてくれます♪
まぁ、細かいことは別としてザックリとしたイメージとしては0~10%くらいと思っておけば間違いないかと(笑)
関税についてのまとめ
- ウェアやシューズなどには関税が掛かります
- 関税の税率は商品毎に異なりますので注意
- 分からないときには税関に電話すれば教えてくれます
- 総合計16,666円以下の買い物では関税が免除になります
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